気田はドライブが好きでよくいきます。友人と会う時はドライブ目的が多くなりがちで、おいしい物を食べるのも楽しみですが会話が目的なのかも知れません。この日はネット上の話題が主でした。そしてそのまま『空室清掃』の話題に・・・。
空室清掃ってどこまでするの?
友人は賃貸住宅に住んでいるので空室清掃については気になっているようです。
「空室清掃ってどこまでしているの?」と友人
「こういう話は難しいと思っているよ」
「難しいとは?」
「空室を清掃する以外の明確な定義がないからね」
「そこなんだよ。だから空室清掃って何なのか?と思うわけ」
「踏み込んだ話をしたいの?」
「当然だよ」
費用対効果から入ろう
車は帯広に差し掛かろうとしていました。ドライブ中の会話は気兼ねなく踏み込んだ会話の連続なのでした。
「まずは費用対効果から入る方がわかりやすいだろうね」
「ほうほう」
「キレイさから入るならば費用をいくらでもかけてしまうからだよ」
「そりゃそうだな」
「まずは大家さんが経営である以上は上限もでてくるだろうね」
「そうなるね。必要な考えだと思うね」
「つぎに入居者の負担だね」
「そうか。確かに負担が少ない方がいいよ。すると何か線引きはあるのかい?」
「通常使用の原状復帰と簡単に説明しておくよ」
「つまり故意に汚したのではないという意味かな?」
「そうだな。こうした部分は法律や判例から導き出される法規範の線引きと考えてもよいだろうね」
「ということは、それ以上の清掃の必要性はないわけだね」
「まさに、必要性はないよね」
「すると費用対効果の線引きはそこにあるのかな?」
「当然、賃貸物件の入居などは一般的に契約の産物なのだから法的な線引きは重要ということだね」
「なるほど」
「そうすると掃除の基準もそこになるし、クレームもそこを基準に行われることになるよね」
「なるな」
法的な線引き
車はばんえい競馬場に停まり2レースと食事を楽しみました。帰り道は気の向くままということで・・・。
「話の続きだけど法的な線引きのよい例はあるのかい?」
「すぐに取れるカビはクレームの対象だろうね」
「クレームの対象とは?」
「クレームの内容を改善する必要があるということだね」
「ほほう。それにしてもなんとなく出し惜しみしていないかい?」
「そんなことはないけどね。判例が膨大でひとつひとつの法解釈まで考えるとね」
「そうなんだね」
「簡単にまとめると日常生活を安全に送れる環境が基準であるといえるね」
「それはどうやって証明できるのかい?」
「だから見た目がキレイということが求められるんだよ。ところが見た目というものは人によるんだ」
「それでは困るじゃない」
「まずは見た目がキレイであること。次に比較的クレームが多い場所を徹底清掃することだね」
「費用対効果との兼ね合いでその辺が目標点になるわけだ?」
「そのとおり。これは良し悪しではないわけだし清掃している中での話だからね」
「法的基準は入居者を守るようにできているのだろうし一定の安全は確保されているのだからね」
ところがこんなこともでてくる
途中でコンビニによって飲み物を買ってから日勝峠に入りました。法的基準についてザックリと話したあとはこんな話に・・・。
「ところが、ということもあってね」
「というと?」
「費用対効果と法的基準から一定の線引きは見えてきたはずだね?」
「見えてきたね」
「では、それ以上の清掃はどうなる?」
「難しい質問だね」
「それ以上の清掃は付加価値や過剰とも呼べるかもしれない。しかし最高にキレイにしたいというのも入居者の心理なんだ」
「じゃ、最高にキレイにしたら入居者が増えるのでは?」
「結局、その部屋に入らないとわからないから、そうとも言えないね」
「過剰清掃は費用対効果は低くなりそうだね」
「そこにどこまで清掃をするかの線引きが出てくると思うね」
「わかってきた」
「費用対効果と法的な線引きがあって、入居者の希望もあるわけだね」
「複雑だな」
「これは複雑だよ」
「お客様が決定するにあたってわかりやすい準備はあるのかい?」
「視覚と嗅覚だろうね」
「というと?」
「事前に内覧する時なんかは、光っていたり清掃臭があることで手入れしている印象を受けるんだ」
「どうして?」
「記憶に残るからとも言えるだろうね」
「確かに清掃臭は記憶に残るかも知れない」
「わたしのような本業だと見た目とニオイについてはすぐにわかってしまうことも多いけどね」
「何が?」
「清掃レベルと使っている洗浄剤だね。ほかにもわかるけどここでは伏せておこう」
「ニオイが印象に残る部屋は良いとおもったな」
「正直に言えばドラッグストアなどで入手できる一般的な洗剤とファイバークロスでザックリとやったような清掃が多いだろうね」
「なぜそう言える?」
「ある程度なじみのあるニオイというのは嗅いだことのあるニオイだからだよ」
「確かに嗅いだことはあったな。今気づいたけど、あのニオイを嗅ぐと清掃されていると思うクセがあったかも知れない」
「それは十分にあるよね。その癖についてはパブロフの犬だね。学習の成果といえる。申し訳ないが」
「ぐぬぅ」
「一般的な洗剤が悪いということではなくて日常清掃の延長上の清掃なんだろうということだね」
「なるほど」
「浴室の壁もよく見たらザラザラが残っている感じかもしれない」
「それって気田が言うところのキレイではないのか?」
「ザラザラが悪さをすることはないからね。雑菌の温床になるわけだけど」
「理想的ではないか・・・」
「早い時期にカビやよごれ、悪臭に悩まされる可能性は高まるよね」
「わかってきた今なら言える。そうなるなと」
ステラ清掃化学の空室清掃は?
日高の道の駅でひと息ついてから夕張に向かっていました。
「そうなるとステラ清掃化学の空室清掃はどうなの?」
「先ほどの基準清掃になるね」
「ふ~ん、同じというわけだな」
「ただし除菌清掃なのでカビや雑菌の抑制も行うけどね」
「それがあるなら全然違うじゃない」
「コストも違うからね」
「それでも同じような料金帯に見えるのだが」
「うちはIT対策など自前でやっているからコストカットの積み重ねだね」
「君らしいな」
気になる場所はどうしたらいい?
「浴室とかあと一押し、気になっている時はどうしたらいい?」
「ハウスクリーニングメニューを使ってほしいね」
「例の本格清掃かい?」
「そうだね。場所に対してしっかり時間と工程をかけていく清掃だよ」
「どういうところが利用されるの?」
「風呂とかトイレだね。肌に触れるところが多い印象だね」
「わかるな」
まだまだドライブは続いているのでした。
ステラ清掃化学
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